2008.05.16

[Palm]WristPDAのバッテリコンパートメントのクリアランスを計測

PD3048は入らんもんかと、WristPDAのバッテリコンパートメントのクリアランスを計測してみました。
5mm説というのがあって、それを検証してみようと思ったのでした。
5mmなら、PD3048が入ることになります。

粘土タイプの耳栓愛用者なので、常備してあるそれを詰めて一度蓋を閉め、取り出してノギスで計測。
確かに5mmありました。PD3032が公称3.2mm、実測でも上下の端子込みで3.2mmぐらいですから、入りそうですね。







WristPDAのフォーラムに、backplateを自作してコンパートメントを拡張し、大容量バッテリを搭載したmclien氏が1年ぶりに投稿していました。現在、以下の二つのバージョンを製作中とのこと。

  • 完成品: 650mAh (標準より2.5mm〜3mm厚い)
  • 製作中: 410mAh version (うまくいけば標準より0.5mmから1mm 厚い程度に収まりそう)

MLでは、

  • 650mAのバッテリとbackplateのセットで30ユーロ
  • 650mAのバッテリとbackplate、作業料込みで35ユーロ+送料(ベルトを外せば送料は大体4ユーロ)

とも書いてます。

ただ、フォーラムには気になることも書いてます。
「バッテリが死んだWristPDAを一つ持っているが、その基板上に、爆発したような部品を一つ見つけた。
充電時に供給した電流量が多かったのが原因ではないか、と推測できる。(PCのUSBポートからのものがそうだったか、あるいは外部電源からのものがそうだったかは明言できないが)」
「過充電について」というタイトルがついているので、この改造に関係したことのように取れますが、どういう因果関係で持ち出された話なのか読み取れません。
爆発したようなありさまの部品の写真を後でアップするとのことなので、ヲチしてようと思います。

2007.11.22

[Palm]WristPDA用SDK

WristPDA用のSDKがFossilから消えちゃってますね。
リンクはしないんで探してみてください。

WristPDA_SDK.zip

2006.11.14

WristPDA用バッテリPD3032の予備への充電方法

WristPDA用のバッテリPD3032を頒布すると大抵の方は2個持っていかれるのですが、予備に回したバッテリの維持が問題です。

リチウムイオンバッテリの自己放電率は月間5%ほど、新品のPD3032の充電容量は20%〜30%だと思われます。
リチウムイオンバッテリは過放電にも弱いので、放電し切った状態になることは避けなければなりません。
単純計算だと1年もしないうちに放電してしまいそうですが、電圧が低くなってくると自己放電率も低くなるため、2年ぐらいは放置していても大丈夫だという説明を見付けることができます。
ただ、我らがPD3032にそのまま適用できるかどうか心配ではあります。

リチウムイオン電池の基礎(株式会社ベイサン)

WristPDAを日常使っていると、1年半もするとバッテリの持ちが心もとなくなってくるので、2年持つなら特に予備の維持は気にせず、1個目がダメになるころに普通に2個目に交換すればいいことになりますが、データが無いので果たして本当に放置しっぱなしで大丈夫か心配です。

念を入れるならばテスタで定期的に電圧チェックをし、電圧が低くなってきたら充電してやればいいわけですが、WristPDAにはPD3032が半田付けされているため、気軽に予備電池にすげ替えて充電することができません。

自分なら半田付けし直して充電して、また元に戻すということをやってしまいますが、写真のようにICクリップを使って並列に接続したところ、本体にPD3032を付けたまま、予備のPD3032にも充電することが可能でした。
並列状態でしばらく置いておくと充電容量がそろうという話ですので、充電前に6時間ぐらい置いておきました。
(写真のようにICクリップをワニ口クリップで挟む使い方は悪い例なのでマネしないようにしてください。ショートの可能性を高めます)

R0011366

R0011370

半田付けは極力避けたい、という方は参考にしてみてください。

ただ、私は理屈が分かってません。これをすると何らかの故障や事故が発生するかもしれません。
例えば、バッテリの内部抵抗が半分になるため、1個の状態より多く電流が流れることが予想されます。
リスクがあることを承知の上、自己責任で試してください。

自分はWristPDAが壊れることは覚悟の上で、乾電池式のUSB電源を使い、ベランダで試しました。
結果的には、特に故障は見られず、PD3032は満充電になっていました。

なお、リチウムイオンバッテリを、満充電状態で置いておくのはよくないと説明されています。
およそ容量50%程度で保存するのがいいそうです。

2006.11.10

11月11日(土)秋葉原にてWristPDA用バッテリーPD3032頒布会開催

(追記)郵送による頒布を始めました。WristPDA用バッテリPD3032の郵送による頒布(通信販売)開始

11月11日、秋葉原でWristPDA用バッテリー、PD3032の頒布会を開催します。

流動要素を確定しました。(11月10日16:30追記)

バッテリーPD3032頒布会について

WristPDAを放っておくと過放電でバッテリーがだめになってしまいますし、使っていると元々バッテリーライフが短いので、性能劣化で比較的早期に実用レベル以下になってしまいます。
そんなこんなでWristPDAのバッテリーでお困りの方がいらっしゃると思います。

欲しい人は欲しいWristPDA用バッテリPD3032ですが、入手は困難です。
国内で小売しているところはありません。
しかし、何とか入手しまして、現在35個持っています。
私自身もWristPDAユーザーで、困ったあげく特攻でロット買いしたわけです。

PD3032は、2006年10月30日に納品された新品です。
全品テスターで当たって規定の3.7V付近の電圧が出ていることは確認しています。

テスターでのチェック作業の動画

こんなにいっぱい持っていてもしょうがないので、これを一つ\3,500で頒布致します。頒布は頒布会を通して行ないます。
まだ数に余裕があるので、特に個数制限はしません。2個持っていかれて、1個は交換作業代行(後述)に回す、といったパターンの方が多いです。

郵送による頒布(通販)も始めました。

頒布会は、以下のような形で行ないます。
これは先週に引き続き2回目の開催となります。初回開催時の参加者の方々には、お喜びいただけたようです。

日にち:11月11日
時  間:午後6時
場  所:秋葉原
集合場所:LAOX Computer館1Fの中央通り側入り口付近

※変更の可能性がありますので、10日お休み前にチェックをお願いします。

免責について

品質については無保証です。
無保証ではありますが、在庫の中から自由に選んでいただき、目の前でテスターにて電圧を見ていただき、納得いただいた上でお渡しします。
交換には半田づけが必要です。希望があり、条件が揃えば(次項にて説明)、交換作業代行が可能です。交換作業代行は無償です。
ただ、作業結果についても無保証とさせてください。

さして難しい作業ではないので、実績としては過去5例全数成功です。

当日の流れ

交換作業代行は私一人で行ないますので、作業は1台ずつこなしていくことになります。
当然、後の方になるほど待ち時間が多くなります。
順番は、エントリ順としたいと思います。
交換にかかる作業時間は、実績としては1台当たり15分程度です。

待っている間はどちらにいらしても結構ですが、作業が終わり次第メールを飛ばしますので、ほぼリアルタイムでチェックが可能なメールアドレスをご用意ください。

  1. 頒布会開始時間(午後6時)に集合場所(LAOX Computer館1F中央通り側入り口付近)に集合
  2. 手近なカフェ、喫茶店等でバッテリーを頒布(道端でもいいですが)
  3. 交換作業が必要なWristPDAを回収して、マルツメイク館 で作業に入る
  4. 作業終了次第メールを飛ばして、順次引き取りに来ていただく

エントリー

参加表明に当たっては、

・必要なバッテリーの個数
・交換の必要性と台数
・メールアドレス(ほぼリアルタイムで連絡が取れれば捨てアドで結構です)

を書いて、以下メールアドレスにお送りください。
11日当日のご連絡でも、対応するべく努力致します。

wristpda
gmail.com

交換作業代行を希望される方は、WristPDAにUSB給電して、動作することを確認してください。
私は修理屋ではないので、壊れたものは直せません。

2006.11.04

本日WristPDA用純正同等バッテリーPD3032頒布会開催中

(追記)郵送による頒布を始めました。WristPDA用バッテリPD3032の郵送による頒布(通信販売)開始

突然ながら、本日11月4日にWristPDA用バッテリの頒布会をやることにしました。
時間はAM11:00以降なら、今日一日中対応するつもりです。

テスターで確認した限りではモノ(PD3032)は大丈夫なようです。

チェック作業を撮影した動画

1個3,500円です。
交換作業が必要なら無償でやります。 作業内容は一つ前のエントリをご参照ください。
ただし保証無しです。
その時点で残っているバッテリー全数とテスターを渡しますので、好きなものを選んでいただいて結構です。

待ち合わせ場所は自宅最寄り駅前のマクドナルド店頭。渋谷からおよそ5分の駅です。

wristpda
gmail.com

興味がありましたら、上記メールアドレスにご連絡いただき、希望時間、必要な個数、交換作業の必要・不要と台数をお知らせください。

交換作業が必要な場合は、マクドナルドで回収した後、自宅で作業、取って返しでお渡し、という流れで考えてます。それゆえの自宅最寄り駅です。
作業の間、時間をつぶしていただくことになります。

1台10分〜15分の作業、行き来で10分、その合計程度を待ち時間の目安と考えてください。

50個納品、うち6個を自分用として確保、別口で5個はけて、8個〜16個程度予約といった状況で、残りは23個〜31個です。

現在、
11:00
12:30(2件)
に先約が入っています。

4日になって読んだという方も、興味があれば連絡してみてください。
自宅近辺ですので、臨機応変に対応します。

頒布内容に関してはいぶかしく思う人もおり、赤裸裸なやりとりを以下で行なっております。
ご参照ください。

http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/mobile/1127367235/

最新情報はコメントにも書かれていく流れかと思いますので、コメントもご参照ください。

数に限りがあるゆえ、品切れの際はご容赦ください。

2006.11.02

WristPDA(ABACUS AU5005)のバッテリー交換(純正同等品を使用)

(追記)郵送による頒布を始めました。WristPDA用バッテリPD3032の郵送による頒布(通信販売)開始

WristPDA(ABACUS AU5005)のバッテリーが過放電で逝ってしまったので、バッテリー交換をしました。

これまでに公開されているWristPDAのバッテリー交換作業との違いは、ストック状態にこだわったところです。
せっかくの腕時計型PDA、やはり腕時計然としたスマートな外観を保ちたいものです。

元々バッテリーの持続時間が短いWristPDA、放っておいて逝くのはしょうがないにしても、劣化によっても比較的早期に実用レベル以下になってしまうことが予想され、バッテリー交換はユーザにとってかなり危急度の高いテーマと言えるのではないでしょうか。

だれかの参考になるかもしれないので、手順をまとめました。

免責

この記事を参考にして作業する場合は、自己責任でお願いします。

昨今世間を騒がす存在となっているので説明不要かと思いますが、リチウムイオンバッテリーは扱いを間違うと危険な代物です。よく、その危険性について理解した上で作業に臨んでください。

道具を用意する

いくつかある選択肢の「のべ」道具数となっているので、後続の説明を読んでください。

  1. 交換用バッテリー
  2. 精密ドライバー(+) 可能ならマグネット付き
  3. 半田ごて40W 2本
  4. 半田
  5. 半田吸い取り線もしくは自動半田吸い取り器(自動半田吸い取り器は20,000円ぐらいするので現実的でないですが)
  6. ドラフティングテープ
  7. タイラップ
  8. 結束バンド
  9. 新聞紙を丸めたもの等
  10. 経年劣化の少ない絶縁用のテープ/シール等

バッテリーを入手する

どうにかしてバッテリーを入手します。
特に入手経路、価格等は秘します。

R0011313

裏蓋を外す

裏蓋四隅にあるビス4本を外します。

R0011317

無くすと痛いので、写真のようにビニール袋かトレーのようなものの中で作業するようにしてください。

R0011318

プッシュボタンがすっ飛ぶという話もあります。バネが飛んだら見付けるのは不可能でしょう。

R0011319

ケースからモジュールを取り出す

基板の四隅にあるビスを外します。

R0011320

レバーの反対側からモジュールを抜き取ります。

写真撮影のために袋から出していますが、ここまではビニール袋の中で作業すべきです。

R0011324

ドラフティングテープでマスキングする

ドラフティングテープを用意します。

R0011325

ドラフティングテープで写真のようにマスキングします。

ケアレスミスを防ぐためです。

R0011329

半田ごてが1本しか無い場合

半田ごてが1本しか無い場合は、写真のようにバッテリーのマイナス側をニッパーなどで切断します。

この際、ニッパーで隣の端子とショートさせないように細心の注意を払ってください(過放電状態でも念のため)。

R0011330

切断したら、半田ごてで残った方を暖めて、バッテリーを取り外してください。

注意すべきは、力で外そうとしないこと。自然に外れる状態になるまで暖めます。

さもないと、基板を痛めて壊してしまう可能性があります。

かといって、基板を暖め過ぎてもよくないので、加減が必要です。

半田ごてが2本ある場合

半田ごてが2本ある場合は、写真のようにタイラップや結束バンド、新聞紙を丸めたものなどを活用して2本の半田ごてを合体させます。

R0011334

角度とこて先の距離が、写真のようにちょうどいい案配になるようにします。

R0011335

これでバッテリーの両方の足を暖めて外します。

注意すべきは、力で外そうとしないこと。自然に外れる状態になるまで暖めます。

さもないと、基板を痛めて壊してしまう可能性があります。

かといって、基板を暖め過ぎてもよくないので、加減が必要です。

R0011336

ランドの掃除(自動半田吸い取り器がある場合)

外した跡に残った半田を掃除します。

自動半田吸い取り器がある場合は、それを使って残った半田を吸い取ります(よもや、これを持っているような人はこんな記事読まないでしょうが)。コトは一瞬でカタが付きます。

R0011338

ランドの掃除(自動半田吸い取り器が無い場合)

外した跡に残った半田を掃除します。

半田吸い取り線を用意して半田ごてで暖めながら、残った半田を毛細管現象を利用して吸い取ります。

R0011342

一般に自動半田吸い取り器を使う場合より時間がかかるので、周囲の部品を熱で壊さないよう、手で周囲を触りながら休み休みやった方がいいでしょう。

写真は20Wの極細タイプの半田ごてを仮に当てているだけです。半田吸い取り線には向いていないので、実際には40Wぐらいの半田ごてを使ってください。

半田吸い取り線がくっついてしまった場合は、力を入れて剥がそうとしないこと。

バッテリーを外す場合と同じですが、ランドが剥がれてしまい、再起不能になる可能性があります。

交換後の様子

交換後はこんな感じです。

前出の20Wの極細コテでやったので、熱量が足りずあまり奇麗にいってませんね。

R0011344

本体から外したバッテリーと交換用バッテリーとの対比

写真手前が、本体から外した古いバッテリー。
写真奥が、用意した新しいバッテリーです。

表(マイナス面)。

R0011345

裏(プラス面)。シールで絶縁してあります。交換用のバッテリーは絶縁されていなかったので、適当にドラフティングテープを貼って絶縁しました。

R0011346

その先の提言

放置するとすぐバッテリーが過放電で逝ってしまうWristPDA。
バッテリーを直に取り付けず間にスイッチを介して、使わないときはスイッチを切っておくのも一考かと思います。

写真は仮に置いているだけです。実際にはバッテリーの片方の端子に被服線を半田付けし、その上に熱収縮チューブをかぶせて絶縁します。対になるランドにも被服線を半田付けして、その2本の被服線の間にスイッチをつなぐ、といった感じになるでしょう。基板へはバッテリーの片方の足だけ半田付けするわけです。

写真のような表面実装用DIPスイッチなら切り詰めた端子にバッテリーからの被服線を半田付けし、それが丸ごと入る太さの熱収縮チューブを用意して、端子部分の絶縁をするといいと思います。ショートはとても危険なので、細心の注意を払う必要があります。

R0011307

WristPDAはPD3032という180mAのバッテリーを使っていますが、300mAの容量を持つPD3048というバッテリーが存在します。PD3048はPD3032より1.6mm厚いので、クリアランスが十分取れるか不安です。
その場合は、以下のようなパーツを作って嵩を稼ぐといいのではないかと思います。

Wristpdaparts3d

Illustratorでトレースしたデータがあるので、それを加工サービス(CNC加工サービスや、レーザー加工サービス等)に出すと、うまくできるのではないかな、と空想しています。
こういった類いの案件に前向きな加工屋さんがあったら教えてください。

2006.10.28

バグ修正: PalmOS(WristPDA)用アプリGarbageDay v.0.2

すいません。PalmOS(WristPDA)用アプリGarbageDayにバグがあったので直しました。
SleepからのWake時にも画面更新するようにしました。
ダウンロードは以前のエントリから。

PalmOS(WristPDA)用アプリGarbageDay v.0.2

ところで、Treo90の液晶がワキガ臭いのに昨日気づいたんですが、何なんでしょうか……。
ときどき嗅いでしまいます。

自分用メモ

SleepからのWake時のイベントを処理したい場合はNSBSystemLibが必要。
NSBSystemLibに定義されているSetWakeEventを使う。

Start Up CodeのNSBSystemLibロード時とかに、SetWakeEventでイベントコードを指定。

LoadLibrary "NSBSystemLib", "NSL"
NSL.SetWakeEvent 30001

フォームのEvent Codeには、例えば以下のように書いて、Wake時のイベントを処理する。
flushevents()の実行が必要だが、無差別に実行するとclick等の後続イベントが処理されなくなるので、影響が限定的になるようにする。

If geteventtype() = 30001 Then
'flushevents()しないと、SetWakeEventにイベントコードをセット
'している場合、Wake時にハングする
NSL.flushevents()
drawKind()
SetEventHandled
Exit Sub
End If

2006.10.27

PalmOS(WristPDA)用アプリGarbageDay v.0.2

NS Basic/Palmで思い出したようにWristPDAで使うアプリを作ってみました。
本当に糞つまんないアプリで恐縮ですが、枯れ木も山の賑わいということで……。

----------------------------------------
PalmOS用分別ゴミ種別表示アプリ "GarbageDay"
----------------------------------------
Name: GarbageDay
Version: v.0.2
Author: moyashi
種別: Free Software
配布サイト: http://moyashi.air-nifty.com/
----------------------------------------

[ Made with NS Basic / Palm 5.0.6 ]

Garbageday01

Garbageday02

ダウンロード

「garbageday_v02.zip」をダウンロード

履歴

v.0.2

 土曜日の午後に起動するとエラーが出ていたので修正
 SleepからのWake時に画面更新をするようにした

v.0.1

 初版

動機

鳥頭ゆえになかなか分別ごみの種別が覚えられないので作りました。
しかし、作る過程で覚えてしまいました。

免責

無保証です。

動作確認環境

PalmOS v.4.1.2 (WristPDA)

WristPDAで動かすことを念頭に置いて書きましたが、恐らく多くのPalmデバイ
スで動作可能かと。

インストール

GarbageDay.prc
NSBRuntime.prc
NSBSystemLib.prc

上記のファイルをHotSyncしてPalmデバイスにインストールしてください。

使い方

初回起動時は初期設定を保存するデータベースを作成する旨のメッセージが表
示されます。異常を示すものではありません。

起動したら、Menu項目のPreferencesを選択し、各曜日の分別ゴミの種別を指定
してOKボタンを押してください。

PushButton上の表示文字と、分別ゴミ種別対応は以下の通りです。

 kanen -- 可燃ごみ
 funen -- 不燃ごみ
 sigen -- 資源ごみ
 none -- 回収無し

メイン画面に戻ると、その日の朝、もしくは翌日朝の回収ごみの種別が表示さ
れます。

12:00PM~23:59PMは、翌日朝の回収ごみの種別を。00:00AM~11:59AMはその日
の朝の回収ごみの種別を表示します。

自分用メモ

文字列変数にオブジェクト名を代入しておくと、それでオブジェクトにアクセスできるというのを知って、Preferences画面で助かった。

Dim objName As String
objName = ”Field" + Str(1003)

objName.text = "Test"

オブジェクト配列みたいなのが使えるとのこと。
フォーム上のコントロールには関数Controls()に整数の引数を渡すことでアクセスできるそうだ。

Controls(1).text

CONTROLS(index as integer).propertyName

フォーム上のすべてのコントロールには、1からForm.countまでのindexが付いている。
でも、これIDEのプロパティインスペクタでは分からないんだよね。
プロパティインスペクタに表示されて、なおかつ任意のindexに付け替えられると楽なのに。

Controls()をループの中で回す際には、コントロールのtypeプロパティで種別を判定して処理、といったことができそうだ。

サスペンドから復帰した際に画面の更新をしたいのだけど、それってどうやるのだろうか。
FormのEvent Codeに来るイベントをフックすればできるかな。
NSBSystemLibのSleep and Wake Event Functions辺りでできそうだ。Tech Note 14に記述あり。(Tech Note 14日本語訳)

2006.02.23

NS Basic/Palm 5.0.5におけるマイナーな機能拡張と修正点

NS Basic/Palmが5.0.5にバージョンアップ! それも2月9日のことですが。
mizunoさんのところにも載らないようなのでバージョンアップ内容をあげてみた。
本家にも載ってないから、これは公開しちゃいけないものなのか?

前のバージョンでは、一部IDEの機能が使えなかったので、助かった。
マメなバージョンアップがあって、ユーザとしては安心できます。
適当な翻訳なので、参考程度に……。

WristPDAは、最近別のことに夢中でいじってない……。

1.二つの文字列を連結できる連接演算子「&」が使えるようになった
2. 共有ライブラリ「DevInfoLib」と「DocReaderLib」がインストールされるようになった
3. Codemaxのバージョンが4.0.0.11になった
4. 大きな数を扱う際の問題を修正した (1E53, 1E54)
5. いくつかのスクロールバーファンクションにおけるシミュレーターからの警告問題を修正した
6. プロパティー「Scroller.MaxValue」が適切にglueファンクションを使うようになった
7. 一つの構文の中で使える文字列変数が100まで増えた
8. IDE関連: フォーム削除時に、確認のダイアログを出すようになった
9. IDE関連: オプションの「Brace matching」をはじめ、その他コードウインドウのオプションが適切にセーブされるようになった
10. IDE関連: コードウインドウのキーボードコマンドの初期設定が適切にセーブされるようになった
11. IDE関連: メソッド「ListBox.Remove」がコード補完候補に表示されるようになった
12. IDE関連: メソッド「Grid.BindToDatabase」がコード補完候補に表示されるようになった
13. IDE関連: 予約語「LET」が正しくカラーシンタックスハイライティングされるようになった
14. IDE関連: プロジェクトエクスプローラーを極端に左へ移動しても、もはやエラーを起こさなくなった
15. IDE関連: プロパティーウインドウの上端を極端な位置にすることが、もはや問題ではなくなった
16. IDE関連: ScrollBar.CurrentがScrollBar.Valueと同様にふるまうようになった
17. TreoTestサンプルをアップデート: emailを送るのにSendEMailファンクションを使うようにした(SendEmailファンクションを使うemail送信サンプルを追加した?)

なお、FossilからWristPDAの販売が終了とのこと。ただ、SDKはまだここから落とせるそう。

2005.11.25

続々・NS Basic/PalmでWristPDAのボタン入力を判定

前回記事に、またHALさんからアドバイスをいただいた。

結局、NS Basic/PalmによるWristPDAのボタン入力判定は、以下のようになった。
これで完璧……だと思いたい。ダブルプッシュの判定もやってみた。
ダブルプッシュはsysinfo(1)で取得したTickを計測して実現。
長押し判定もやりたいけど、どうやって実現しようか?

'ダブルプッシュ判定無し版

Sub Form1003_Event()
If geteventtype() = nsbKeyOrButton Then
Select Case getkey()
Case &hb
Field1004.Text = "Page Up"
Case &hc
Field1004.Text = "Page Down"
Case &h2e
Field1004.Text = "Rocker Up"
SetEventHandled
Case &h2f
Field1004.Text = "Rocker Down"
SetEventHandled
Case &h30
Field1004.Text = "Rocker Enter"
End Select
End If

End Sub

---------------

'ダブルプッシュ判定付き版

Sub Project_Startup()
Global UpDoublePush as Integer
Global DownDoublePush as Integer
Global EnterDoublePush as Integer
End Sub

Sub Form1003_Event()
Dim DoublePushTick as Integer
DoublePushTick = Val(Field1010.Text)
If geteventtype() = nsbKeyOrButton Then
Select Case getkey()
Case &hb
Field1004.Text = "Page Up"
Case &hc
Field1004.Text = "Page Down"
Case &h2e
Field1004.Text = "Rocker Up"
If (sysinfo(1) - UpDoublepush) < DoublePushTick Then
Field1008.Text = "Up Double Push"
Else
Field1008.Text = "Not Up Double Push"
End If
UpDoublepush = sysinfo(1)
SetEventHandled
Case &h2f
Field1004.Text = "Rocker Down"
If (sysinfo(1) - DownDoublepush) < DoublePushTick Then
Field1008.Text = "Down Double Push"
Else
Field1008.Text = "Not Down Double Push"
End If
DownDoublepush = sysinfo(1)
SetEventHandled
Case &h30
Field1004.Text = "Rocker Enter"
If (sysinfo(1) - EnterDoublepush) < DoublePushTick Then
Field1008.Text = "Enter Double Push"
Else
Field1008.Text = "Not Enter Double Push"
End If
EnterDoublepush = sysinfo(1)
End Select
End If

End Sub

------------------

でもこれだと、ボタンを押していない時間が長いと、ダブルプッシュ判定の変数がオーバーフローするかな。

wristpda_getkey

--
検索用: nsbasic

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