世間に遅れること、はや○年、やっとアースソフトのPT2を入手したので、録画サーバ作りに精を出しています。
衝動的にML115 G5 帰ってきた! スタートダッシュ3を買ってみたのですが、消費電力やファンの音が気になって、やはりATOM D510のファンレス構成で組み直そうか、などと考えているところです。
そんな録画サーバ作りの逡巡の中で思い当たったのがNetWalker。買ってはみたものの、外出中の通信環境が整わずに活用してません。
Ubuntuでの録画サーバ関連のセットアップを通して案配がどんなものか分かってきたので、いっちょNetWalkerでの録画を試してみようかと思い立ちました。
無論、NetWalkerにはPCIスロットは付いてませんから、Monster TV HDUSを使う方針で。
システムの構成
- NetWalker PC-Z1-B(今回の主役)
- 地デジチューナー: MonsterTV HDUS(みんな知ってるHDUS)
- USB HDD: DC-MC35UL2(DIGITAL COWBOYですが、普通のUSB HDDでよかろうと思います)
- USB HUB: BELKIN F5U237(普通のUSB2.0 Powered HUBです)
- ICカードリーダライタ: SCR3310-NTTCom(Linuxでの動作実績のある定番品ですね)
NetWalkerにはICカードリーダライタ、HDD、地デジチューナーの三つを接続することになるので、NetWalkerのUSB端子が足りません。よってHUBを入れました。
使ったのはPowered HUBですが、HDUSとSCR3310-NTTComの二つをNetWalkerのUSB端子に直接つなぎ、microSDに録画試験をした際には、NetWalkerからの電源供給で動作しました。

ソフトウェア
Ubuntuでのビルド環境構築とビルド手順については「ぱぱネット(仮): MonsterTV HDUC Rev.CをDebian GNU/Linux(etch)で使う」
up0127.zip、up0257.zip、up0777.zipの入手については「harley750: LS-GLでHDUS」
MTVHDU_080701_Drv.zipの入手については「適当にメモ帳: linuxでHDUS」を参考にしました。
これらのエントリを踏襲するだけで環境構築ができました。NetWalker特有の手順はありません。
libboost-thread、libboost-filesystemのバージョンは進んでいるので、以下のようにして最新版を探し、インストールしました。
$ apt-cache search libboost-thread
インプレッション
ファンレスですので、HDDの音しかしない、ということがまず素晴らしいですね。
NetWalkerが最大約20W、DC-MC35UL2が最大40W、F5U237が最大24W、HDUSが1~2W、SCR3310-NTTComは誤差レベルということで、消費電力は最大で86W。ワットチェッカーが無いので実際の消費電力が測定できないのですが、PCで構成されたシステムと比較して、かなり省電力なシステムになると思われます。
とりあえず30分HDDに録画してみました。録画したMPEG2 TSをNetWalker上のVLCで再生してみると、音声のみ再生されました。
録画したMPEG2 TSを母艦で見ると、特に問題なく見られました。USB HDDで大丈夫かな、と心配していましたが、支障がないようです。
既に、NetWalkerよりスペックの低いNASを使った地デジ録画は動作確認されているので、できて当然だとは思いますが、NetWalkerを買ってみたが使っていない、という方は、録画サーバとして当て込んでみるといいかもしれません。
MediaTombを使ったストリーミングサーバとして機能して一人前だと思いますが、USB Ethernetアダプタを入手した暁には試してみようかと思っています。
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