[iPhone]iPhone 3Gにヘッドホンアンプをつないでみた
外出時、重装備にしてもいいかもな、という気候になってきたので、iPhone 3GにSTAX SR-001MK2をつないでみることにした。
折角つなぐのであれば、内蔵のヘッドホンアンプはバイパスしたい。
そのためにDock ConnectorからLine-Outを引き出してみると、何と音が出ない。
同じことを1G iPod touchにしてみると、こちらでは音が出る。
例によって、Dock Connectorへ接続した機器の判定をして挙動を決めているらしい。面倒なことだ。
OKIIZOさんのエントリ[iPhone]iPhone3Gのdockコネクタのピンアサインによると、この問題は、海外でiPhoneをカーステレオに接続する際の問題として議論されているようだ。
ワークアラウンドとして提示されているものを検討してみる。
11番のSerial GNDをGNDに落とすとLine-Outから音が出るようになるという話なので、早速試してみると、これでひとまずはOKだった。
ただし、それだけだと接続した際、スリープから復帰した際に警告のダイアログが出てしまうので、回避方法がいろいろと模索/提示されている。
「11番と21番の間に1kΩの抵抗を入れる」というものを試してみたがダメだった。諸説紛々としているということは、まだはっきりとした回避方法は見つかっていないようだ。
kakoさんの試みによると、この警告のダイアログはSerial GNDに0.6Vほどの電圧をかけると消えるらしい。
これもやってみた。手持ちの150kΩと47kΩで分圧。電圧0.75V程度、これをSerial GNDに入力してみる。
iPhone 3Gでも警告のダイアログを消す効能は確かめられたものの、Line-Outから音が出てくれない。これでは意味が無い。
潔く諦め、今は11番をGNDに落とすのみで妥協することにした。情報が出てきたら、また試すことにしよう。
この件はnoviさんがiPhone 3G発売直後にやってたんだなー。
STAXの素晴らしさ
いちいちダイアログが出るのがウザいけれども、一応は使えるので、これでしばらくいってみよう。
しかし、STAXは本当に素晴らしい。
自分はSTAX SR-001MK2しか持っていないので、これでSTAXを語るべからず、と言われそうだけれども、この歪率の低い、透明度の高い音はダイナミック型では味わえない。
これでドライバが要らず、小さくてヘッドバンドが要らず、メシを食ったり唾を飲み込んだときに耳でバキバキ言わず、遮音性が高いといいんだけどね。(それは無理)
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