[N810]NOKIA N810内蔵GPS問題を改善するパッケージに副作用があった
先日エントリした「[N810]NOKIA N810内蔵GPSの測位が遅い問題を改善するgpsd関連のパッケージが登場」で紹介した、内蔵GPSの測位が遅い問題を改善するgpsd関連のパッケージですが、みなさんからいただいたレポート、トラックバック元の記事を読ませていただくと、効能は確かのようですね。
NOKIA N810内蔵のGPSは、あまりGPSシーンで名前が挙らないTI製ということもあってか、バグを回避しても「すっげえ早くなった! 最強!」みたいな感じではなさそうですが。
僕はといえば、なかなか地上に出る時間が取れず、今のところ試せずじまいです。
そんな素敵なパッケージではあったわけですが、作者Jussi Kukkonen氏のブログに、Owen Williams氏から次のようなコメントが投稿されているということをZachさんから教えてもらいました。
**要注意** 上でリンクされているパッケージをインストールしたら、aptコマンドが文句を言うようになったよ。apt-get upgradeやらを再び使えるようにするために、オリジナルのosso-gpsdパッケージをインストールするハメになった。 ビルド済みのパッケージが見当たらなかったので、実際にはSDKのscratchboxを使ってosso-gpsdのパッケージをソースからリビルドする必要があったよ。 そんなわけなんで、用心してね。
Jussi Kukkonenはこれに対し、
Owenありがとう。パッケージを1.0-25 debにアップデートしてアップしておいたよ。 予期せぬトラブルに巻き込んでしまって、みなさんごめんなさい。 osso-system-versionが特定バージョンのosso-gpsdに依存しているので、(訳注:対策パッケージをインストールしたままで?)Maemoのシステムパッケージをすっきりとアップデートする方法は無いみたいだ。
今上がっているパッケージをインストールすれば副作用を回避できるのは確かでしょうが、Jussi Kukkonenのコメントの文脈から、osso-gpsdもバグありの標準状態に戻り、うるう年バグはそのままかもしれません。実際に試していないのでよく分かりません。検証した方がいらしたら教えてください。
いずれにせよ2月28日を過ぎれば、バグ持ちのgpsdでもN810内蔵GPSの測位スピードは本来の状態に戻り、4年後の次のうるう年までこの問題は表面化しないそうですので、この件で腰が引けた方も、あと3週間の辛抱です。
対策パッケージをインストールしてGPSの測位が早くなった恩恵を受けていて、当面困ったことが起きていなければ、あと3週間はそのままにしておくのも選択肢の一つかもしれません。
1.0-25 debは、最初に対策パッケージがアップロードされていた以下にあります。
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