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2007.08.06

[Windows Mobile]Advanced/W-ZERO3 [es]のACアダプタEA-83の改造で電源問題解決

Advanced/W-ZERO3 [es]、とても気に入ってます。
WILLCOMさん、SHARPさん、こんなに素晴らしいデバイスを本当にありがとうございます。

ただ、Advanced/W-ZERO3 [es]の独自規格電源コネクタは本当にイヤですね。

というわけで、ACアダプタEA-83を改造して、EIAJ #2変換アダプタを作りました。
EIAJ #2のオスとメスを買ってきて、ぶった切ったAdvanced/W-ZERO3 [es]用のACアダプタのケーブルの中間に挿入する作戦です。

ミヤビックスからAdvanced/W-ZERO3 [es]用のリトラクタブルシンクチャージケーブルが出る予定ですが、より電源供給源が多くなるので、作っておくのも悪くないかと。

これでZaurus用に買った電源資産がそのまま流用できます。

下手を打つと火災の危険がありますので、フォロワーの方はくれぐれも注意してください。
結果についての責任は負えません。

部品の入手(8.17追記)

リンクを張ってくださってる記事をリファラたどって読むと、部品が入手できない、などとおっしゃる方がいらっしゃるようですね。
でも、そんなことはありませんよ。

http://www.marutsu.co.jp/user/shohin.php?p=3574
http://www.marutsu.co.jp/user/shohin.php?p=5976

独自端子 to EIAJ #2アダプタを作る

↓材料、EIAJ #2のメス。150円ぐらい。

↓Advanced/W-ZERO3 [es]用の電源アダプタ、EA-83をぶった切ります。

↓独自端子側の被覆をこんな風に剥ぎます。

↓さらにこんな風に加工。ちょっと半田を付けてあります。

↓端子に半田付け。これをやる前に、外側のカバーをケーブルに通しておくのを忘れずに(笑)。

↓端子の根元を電工ペンチでかしめる。普通のペンチでやった方がいいかも。

↓で、こんな感じ。万が一のショートを避けるためにもグルーガンで補強をした方がいいでしょう。

↓外側のカバーを締めたら出来上がり。

↓完成写真1(ギリギリの短さなので、試す場合はもう少し長めにした方がいいかも。

↓完成写真2

EA-83にEIAJ #2端子をくっつける

ぶった切ったままだとEA-83は何の役にも立ちませんので、EIAJ #2端子をくっつけます。

↓材料、EIAJ #2のオス。これも150円ぐらいだったかな。

↓要領は同じです。こんな感じで半田付け。これをやる前に外側のカバーをケーブルに通しておくのを忘れないこと(笑)。

↓根元を電工ペンチでかしめる。ラジオペンチでやった方がいいでしょう。

↓半田付け個所の先っちょをニッパーで切断。万が一のショートを避けるためにもグルーガンで補強をした方がいいでしょう。

↓外側のカバーをねじ込んだら完成。

で……

こうしておくと、電源確保に困ることが少なくなります。

↓自作EIAJ #2 to USB充電ケーブル。OK。

↓ミヤビックスのシンクチャージケーブル。使えます。

↓AC100V to USBアダプタもくっつく。

↓乾電池 to USBケースも使えます。

↓充電は検証してませんが、一応LED点灯しました。

2007.08.01

[Window Mobile]Advanced/W-ZERO3 [es]でVBScriptとJScriptを走らせる

Advanced/W-ZERO3 [es]でVBScriptとJScript(JavaScript)を実行する方法があったので紹介します。

Micro Script Hostのインストール

newObjects (ZmeY soft)のトップページから「Products>ActiveX Components>newObjects ActiveX Pack1 (AXPack1)」とたどり、「newObjects ActiveX Pack1 (AXPack1)」のページまで来ます。

ここにある「CAB (Pocket PC ARM)」をダウンロード(ファイル名は ActiveXPack1.PPC_ARM.CAB)、Advanced/W-ZERO3 [es]にインストールします。

vbscript.dllのインストール

これだけだとJScriptしか使えない(jscript.dllは最初っから入ってます)ので、VBScriptが使えるようにvbscript.dllをインストールします。

vbscript.dllは主にeMbedded Visual Basic 3.0のランタイムとして存在します。

eMbedded Visual Basic Runtime for Windows Mobile-based Pocket PC 2003

上記ページから「msvbppc.armv4.cab」をダウンロードし、インストールします。

msvbppc.armv4.cabにはvbscript.dllは入ってないそうです。

NS Basic/CEのランタイムをインストールするのが近道ですね。

ドキュメントのダウンロード

「newObjects ActiveX Pack1 (AXPack1)」ダウンロードの「ALL DOWNLOADS」をクリックすると現れる
NDL(newObjects Development Library)をダウンロードします。解凍するとchm形式のヘルプが出てきます。詳細なるマニュアルなのでよく読みましょう。

マカーなら、Chmoxで読めます。

IWAの日記さんによると、デバイス上でもCHMReader.Netで読めるそうです。

拡張子の関連付け

拡張子vbsとjsを/Program Files/AXPack1Family/nwmicrohost.exeに関連付けます。
PocketTweakを使うといいでしょう。

コマンドラインはvbsもjsも以下のような感じです。

"\Program Files\AXPack1Family\nwmicrohost.exe" "-nohelp" "%1"

使い方

/Program Files/AXPack1Family/nwmicrohost.exeを起動するとコンソールのようなものが起動するので、メニューの「Run」を実行、書いたスクリプトを指定。これでスクリプトを実行できます。
開く種類を「JScript」と「VBScript」から選べます。

通常は拡張子の関連づけをした上で、GSFinder等から実行する方がいいかと思います。
ウインドウを開かずにスクリプトを実行する方法があるかどうか、調査中。

スクリプトの例

VBScriptの例です。テキストエディタで拡張子vbsのファイルとして保存し、実行します。

'変数宣言の強制
Option Explicit

Host.Msg("VBScriptキター!!")

Dim a, i

a = Abs(-3)
Host.Msg(a)

For i = 0 To 10
Host.WriteLine("キター " & i)
Next

Host.WriteLine(Now)

Host.WriteLine(Len("あいう"))

'Host.Exit

以上。
JScriptの例は、要するにJavaScriptです。サンプルも付いているので、ここでは割愛します。

実は、僕はeMbedded Visual Basic Runtimeのでなく、NS Basic/CE 7.0のランタイム付属のvbscript.dllを使っているので、上記のサンプルは一部動かないかもしれません。
そう、NS Basic/CE 7.0のvbscript.dllでも動きます。NS Basic/CE 7.0のプロシージャやオブジェクトが使えるといいんですけどね。

総括

AXPack1にはSQLite3をはじめ、ネットワーク系のオブジェクトなどギッチリ詰め合わせになっていて、相当いろいろできそうです。
NS Basic/CE 7.0のランタイムをチャンポンにすることで、NS Basic/CE 7.0由来のプロシージャ、オブジェクトが使えるとおいしいかも(ちなみに僕はNS Basic/CEの正規ユーザーです)。

何か分かったら教えてください。

余談

その昔、bSquareからbUSEFUL Utilitiesというソフトが出てたんですよね。(参考)

これに含まれていたbUseful Scriptは、VBScriptとJScriptを実行できたようです。
サスペンドから起きてタスクを実行できるbUseful Schedulerと組み合わせると、かなり高度なことができたと思います。

当時僕はhp 200LXからjornada720に乗り換えたところで、何もできないjornada720の環境を劇的に改善するものとしてすごく欲しかったんですが、結局買わず仕舞い。

[Window Mobile]WX310K(京ぽん2)からAdvanced/W-ZERO3 [es]にアドレスとブックマークを転送

Advanced/W-ZERO3 [es]を買って以来、どうでもいいことばっかりやっていたので、そろそろ実用に具するよう環境整備することに。

WX310KからAdvanced/W-ZERO3 [es]にアドレスを移植

まずはWX310Kこと京ぽん2からアドレスを移植しよう。

WILLCOMのH"問屋で京ぽん2のアドレスデータを受信し、CSVに書き出し。

それを、Advanced/W-ZERO3 [es]にコピーし、アドレス帳CSVコンバータ(POCSV)で連絡先にインポート。
何の問題も無し!!

WX310KからAdvanced/W-ZERO3 [es]にブックマークを移植

今度は京ぽん2からブックマークを移植しよう。

同じくH"問屋で京ぽん2のブックマークをCSVとして書き出せるが、これをAdvanced/W-ZERO3 [es]にインポートする手段があるのかよく分からない。

折角なので、インストールしたruby-mswinceに役立ってもらうことに。
ということで、以下のようなRubyスクリプトを書いた。電車の中で書いていると充実した気分になる(笑)。
H"問屋で書き出したブックマークのCSVから、*.url(インターネットショートカット?)をブワーと生成するというもの。
これでブックマークの移行もOK。
ZERO3では位置情報コンテンツが使えないのは痛いね。何か手があるのかな。

普通のRubyで動くはずだけど、文字コードを変換していないので非Windowsで実行すると文字化けで大変かも。

#!/usr/bin/env ruby

require 'csv'

#H"問屋から書き出したブックマークのCSVファイル
csv_file = "/My Documents/kyopon2-url.csv"
#書き出し先のディレクトリ
out_dir = "/Temp"

out_folder = "#{out_dir}/out"
while File.exists?(out_folder)
out_folder += "_"
end
if not File.exists?(out_folder)
Dir.mkdir(out_folder)
else
puts "Specified directory or file already exists."
exit()
end
begin
CSV.open(csv_file, 'r') do |row|
fp = open("#{out_folder}/#{row[0].gsub(/[:\\\/]/,'_')}.url", "w")
fp.puts('[InternetShortcut]')
fp.puts('URL=' + row[2])
fp.puts('Hit=1')
fp.close()
end
rescue
puts "File open error."
end
exit()

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