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2006.11.30

Adobe InDesign CS / CS2用JavaScript「表組基本設定(履歴付き)」ver.1.0.4(2006.11.30版)

Adobe InDesign CS/CS2の表組みの設定を行なうJavaScriptで書いたユーティリティです。何となく流れでメンテしたのでアップしてみます。Windows、Mac OS Xどちらでも動くと思います。

DTPWikiに上がっている同バージョンと同じものです。

自分以外にも、いき♂さんがいじっているので、ここのものが最新版であるとは限りません。DTPWikiの方も見てみてください。

「table_initialize20061130.zip」をダウンロード

Indesignscreensnapz002

Tableinitialize104win

///////////////////////////////////////
// JavaScript for InDesign CS2
// 表組基本設定(履歴付き)ver.1.0.4
// 2006.11.30版
///////////////////////////////////////

Copyright [2006.11.30] [こむぎ]
変更点:各種線種も選択できるようにした。myDialog.destroy()追加

Copyright [2006.11.29] [こむぎ]
変更点:結合されたセルがあっても大丈夫なようにした

Copyright [2006.10.24] [いき♂]
変更点:表の内側の線を縦横別々に指定できるようにした

Copyright [2006.08.09] [いき♂]
変更点:表の上下と左右の線を別々に指定できるようにした

Copyright [2006.08.07] [こむぎ]

Apache License Version 2.0(「本ライセンス」)に基づいてライセンスされます。
あなたがこのファイルを使用するためには、本ライセンスに従わなければなりません。
本ライセンスのコピーは下記の場所から入手できます。
http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0

動作確認環境

Mac OS X版InDesign CS/CS2
Windows版InDesign CS/CS2

インストール

Mac版
/Applications/Adobe InDesign CS2_J/Presets/Scripts/ にtable_initialize104.jsをコピー。

Windows版
C:\Program Files\Adobe\Adobe InDesign CS\Presets\Scripts にtable_initialize104.jsをコピー

バージョン違いについては、適宜読み替えてください。

実行方法

「ウィンドウ>自動化>スクリプト」から実行するか、
「編集>キーボードショートカット...」の「機能エリア>スクリプト」で
キーボードショートカットを割り当てる

使い方

表組かセルかセルの中身を選んだ状態で起動。
セルの線の線幅と、表の上端・下端の線種・線幅、表の右端・左端の線種・線幅、セルの余白を指定できます。
一度入力した数値、線種は、次回起動時にも覚えています。

項目間はTabかShift+Tabで移動可能です。
EnterキーでOKボタンを押せます。

履歴は、スクリプト設置ディレクトリに「table_initialize104_history.txt」という名前で保存されます。

2006.11.23

変態キーボードKINESIS Ergo Elan MPCのオーバーホール

僕はKINESISのキーボードを2台使っている。1台は1998年ごろに買ったErgo Elan MPC(KB333 MPC)、もう1台は2004年ごろに買ったAdvantage USB

R0011412

これが何とも使い心地がいい。Advantage USBはたまにおかしくなるので抜き刺しが必要。Ergo Elan MPCの方はADBで使っていたが、最近はADBが付いたMacなぞ無いので、iMateでUSBに変換して使っている。

キーボードは奇麗に使う方だけど、Ergo Elan MPCはなぜだかこれまでメンテをしないできた。
8年ぐらいは使っているErgo Elan MPCの、初の全バラシ掃除を敢行。

Ergo Elan MPCもAdvantage USBも、キートップは垂直に引っぱると外れるタイプ。
引っこ抜き専用工具が付属しているのだけど、どっかに行ってしまったので、定規を差し込んでこじりながら外していった。

どんどん分解していく。筐体から外せるものは全部外して、水洗いしても問題無いボトムケースはザブザブ洗う。
トップケースは界面活性剤をプシュプシュ吹いて汚れを落として拭き取る。基板はブラシで埃を払う。

むむ、基板上にATMELの2-Wire Serial EEPROM(16K/2048 x 8)であるところのAT24C164を発見。
とすると、メインCPUはATMELのAVRである可能性がある。貼ってあったシールを剥がしてみると、やはり40ピンAVRのAT89S53であった。当時はフラッシュの書き換え保証回数は1,000回だったんだね。
何と、Ergo Elan MPCの心臓部はAVRであったか! 何だか大発見をしたような気分になる。

R0011408

トップ/ボトムケースのクリーニング、基板の埃落としを終え、組み直す。

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トップケースの黄ばみは、ちょっと取れない。

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茶軸タイプ?

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キートップは洗濯ネットの中に入れて、洗濯物といっしょに洗濯機で洗ってしまう。

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これが結構奇麗になる。先人の知恵は偉大。

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8年の汚れをスッキリとさせて、また気持ちよく使えるようになった。

2006.11.19

続デジタルガジェット音比べ 周波数特性計測(W-ZERO3[es]/iPod nano)

以前エントリした「デジタルガジェット音比べ 周波数特性計測(999円プレイヤーDN-2000/Zaurus SL-C3200/SigmarionIII/iPod等)」の続きをやってみました。

といっても、今回は自分の手持ちの機材でなく、くろぶろぐさんのエントリ「W-ZERO3 [es] の音質について」で公開されている、W-ZERO3[es]で再生したスイープ信号のWaveSpectraによる可視化です。

何でも、W-ZERO3一族はヘッドホン端子からの音のサンプリングレートが22kHzらしいのです。

それが本当なら、何とも残念。

というわけで、早速お借りしたデータを可視化してみたところ、やっぱりW-ZERO3[es]は22kHzのようですね。
理論値通り、11kHzぐらいまでしか出ていません。なるほど、聞けばひどい音です。

世の中うまくいかないものですね。

W-ZERO3[es]

11kHzぐらいまでしか出ていません。AMラジオのような音ですね。
MP3でも16kHzまでは帯域が確保されているので、5kHzも削られることになります。
サンプリングレートが半分ということは、単に帯域が削られるだけでなく、量子化ノイズが可聴域に乗ってくるということをも意味します。

1kHzのところにあるトゲは、スイープに入る前に入っている1kHzの信号です。

Wzero3es

iPod nano

比較対象として挙げられている、iPod nanoの特性はきっちり伸びてます。

Ipodnano

2006.11.14

WristPDA用バッテリPD3032の予備への充電方法

WristPDA用のバッテリPD3032を頒布すると大抵の方は2個持っていかれるのですが、予備に回したバッテリの維持が問題です。

リチウムイオンバッテリの自己放電率は月間5%ほど、新品のPD3032の充電容量は20%〜30%だと思われます。
リチウムイオンバッテリは過放電にも弱いので、放電し切った状態になることは避けなければなりません。
単純計算だと1年もしないうちに放電してしまいそうですが、電圧が低くなってくると自己放電率も低くなるため、2年ぐらいは放置していても大丈夫だという説明を見付けることができます。
ただ、我らがPD3032にそのまま適用できるかどうか心配ではあります。

リチウムイオン電池の基礎(株式会社ベイサン)

WristPDAを日常使っていると、1年半もするとバッテリの持ちが心もとなくなってくるので、2年持つなら特に予備の維持は気にせず、1個目がダメになるころに普通に2個目に交換すればいいことになりますが、データが無いので果たして本当に放置しっぱなしで大丈夫か心配です。

念を入れるならばテスタで定期的に電圧チェックをし、電圧が低くなってきたら充電してやればいいわけですが、WristPDAにはPD3032が半田付けされているため、気軽に予備電池にすげ替えて充電することができません。

自分なら半田付けし直して充電して、また元に戻すということをやってしまいますが、写真のようにICクリップを使って並列に接続したところ、本体にPD3032を付けたまま、予備のPD3032にも充電することが可能でした。
並列状態でしばらく置いておくと充電容量がそろうという話ですので、充電前に6時間ぐらい置いておきました。
(写真のようにICクリップをワニ口クリップで挟む使い方は悪い例なのでマネしないようにしてください。ショートの可能性を高めます)

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半田付けは極力避けたい、という方は参考にしてみてください。

ただ、私は理屈が分かってません。これをすると何らかの故障や事故が発生するかもしれません。
例えば、バッテリの内部抵抗が半分になるため、1個の状態より多く電流が流れることが予想されます。
リスクがあることを承知の上、自己責任で試してください。

自分はWristPDAが壊れることは覚悟の上で、乾電池式のUSB電源を使い、ベランダで試しました。
結果的には、特に故障は見られず、PD3032は満充電になっていました。

なお、リチウムイオンバッテリを、満充電状態で置いておくのはよくないと説明されています。
およそ容量50%程度で保存するのがいいそうです。

2006.11.10

11月11日(土)秋葉原にてWristPDA用バッテリーPD3032頒布会開催

(追記)郵送による頒布を始めました。WristPDA用バッテリPD3032の郵送による頒布(通信販売)開始

11月11日、秋葉原でWristPDA用バッテリー、PD3032の頒布会を開催します。

流動要素を確定しました。(11月10日16:30追記)

バッテリーPD3032頒布会について

WristPDAを放っておくと過放電でバッテリーがだめになってしまいますし、使っていると元々バッテリーライフが短いので、性能劣化で比較的早期に実用レベル以下になってしまいます。
そんなこんなでWristPDAのバッテリーでお困りの方がいらっしゃると思います。

欲しい人は欲しいWristPDA用バッテリPD3032ですが、入手は困難です。
国内で小売しているところはありません。
しかし、何とか入手しまして、現在35個持っています。
私自身もWristPDAユーザーで、困ったあげく特攻でロット買いしたわけです。

PD3032は、2006年10月30日に納品された新品です。
全品テスターで当たって規定の3.7V付近の電圧が出ていることは確認しています。

テスターでのチェック作業の動画

こんなにいっぱい持っていてもしょうがないので、これを一つ\3,500で頒布致します。頒布は頒布会を通して行ないます。
まだ数に余裕があるので、特に個数制限はしません。2個持っていかれて、1個は交換作業代行(後述)に回す、といったパターンの方が多いです。

郵送による頒布(通販)も始めました。

頒布会は、以下のような形で行ないます。
これは先週に引き続き2回目の開催となります。初回開催時の参加者の方々には、お喜びいただけたようです。

日にち:11月11日
時  間:午後6時
場  所:秋葉原
集合場所:LAOX Computer館1Fの中央通り側入り口付近

※変更の可能性がありますので、10日お休み前にチェックをお願いします。

免責について

品質については無保証です。
無保証ではありますが、在庫の中から自由に選んでいただき、目の前でテスターにて電圧を見ていただき、納得いただいた上でお渡しします。
交換には半田づけが必要です。希望があり、条件が揃えば(次項にて説明)、交換作業代行が可能です。交換作業代行は無償です。
ただ、作業結果についても無保証とさせてください。

さして難しい作業ではないので、実績としては過去5例全数成功です。

当日の流れ

交換作業代行は私一人で行ないますので、作業は1台ずつこなしていくことになります。
当然、後の方になるほど待ち時間が多くなります。
順番は、エントリ順としたいと思います。
交換にかかる作業時間は、実績としては1台当たり15分程度です。

待っている間はどちらにいらしても結構ですが、作業が終わり次第メールを飛ばしますので、ほぼリアルタイムでチェックが可能なメールアドレスをご用意ください。

  1. 頒布会開始時間(午後6時)に集合場所(LAOX Computer館1F中央通り側入り口付近)に集合
  2. 手近なカフェ、喫茶店等でバッテリーを頒布(道端でもいいですが)
  3. 交換作業が必要なWristPDAを回収して、マルツメイク館 で作業に入る
  4. 作業終了次第メールを飛ばして、順次引き取りに来ていただく

エントリー

参加表明に当たっては、

・必要なバッテリーの個数
・交換の必要性と台数
・メールアドレス(ほぼリアルタイムで連絡が取れれば捨てアドで結構です)

を書いて、以下メールアドレスにお送りください。
11日当日のご連絡でも、対応するべく努力致します。

wristpda
gmail.com

交換作業代行を希望される方は、WristPDAにUSB給電して、動作することを確認してください。
私は修理屋ではないので、壊れたものは直せません。

2006.11.04

本日WristPDA用純正同等バッテリーPD3032頒布会開催中

(追記)郵送による頒布を始めました。WristPDA用バッテリPD3032の郵送による頒布(通信販売)開始

突然ながら、本日11月4日にWristPDA用バッテリの頒布会をやることにしました。
時間はAM11:00以降なら、今日一日中対応するつもりです。

テスターで確認した限りではモノ(PD3032)は大丈夫なようです。

チェック作業を撮影した動画

1個3,500円です。
交換作業が必要なら無償でやります。 作業内容は一つ前のエントリをご参照ください。
ただし保証無しです。
その時点で残っているバッテリー全数とテスターを渡しますので、好きなものを選んでいただいて結構です。

待ち合わせ場所は自宅最寄り駅前のマクドナルド店頭。渋谷からおよそ5分の駅です。

wristpda
gmail.com

興味がありましたら、上記メールアドレスにご連絡いただき、希望時間、必要な個数、交換作業の必要・不要と台数をお知らせください。

交換作業が必要な場合は、マクドナルドで回収した後、自宅で作業、取って返しでお渡し、という流れで考えてます。それゆえの自宅最寄り駅です。
作業の間、時間をつぶしていただくことになります。

1台10分〜15分の作業、行き来で10分、その合計程度を待ち時間の目安と考えてください。

50個納品、うち6個を自分用として確保、別口で5個はけて、8個〜16個程度予約といった状況で、残りは23個〜31個です。

現在、
11:00
12:30(2件)
に先約が入っています。

4日になって読んだという方も、興味があれば連絡してみてください。
自宅近辺ですので、臨機応変に対応します。

頒布内容に関してはいぶかしく思う人もおり、赤裸裸なやりとりを以下で行なっております。
ご参照ください。

http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/mobile/1127367235/

最新情報はコメントにも書かれていく流れかと思いますので、コメントもご参照ください。

数に限りがあるゆえ、品切れの際はご容赦ください。

2006.11.02

WristPDA(ABACUS AU5005)のバッテリー交換(純正同等品を使用)

(追記)郵送による頒布を始めました。WristPDA用バッテリPD3032の郵送による頒布(通信販売)開始

WristPDA(ABACUS AU5005)のバッテリーが過放電で逝ってしまったので、バッテリー交換をしました。

これまでに公開されているWristPDAのバッテリー交換作業との違いは、ストック状態にこだわったところです。
せっかくの腕時計型PDA、やはり腕時計然としたスマートな外観を保ちたいものです。

元々バッテリーの持続時間が短いWristPDA、放っておいて逝くのはしょうがないにしても、劣化によっても比較的早期に実用レベル以下になってしまうことが予想され、バッテリー交換はユーザにとってかなり危急度の高いテーマと言えるのではないでしょうか。

だれかの参考になるかもしれないので、手順をまとめました。

免責

この記事を参考にして作業する場合は、自己責任でお願いします。

昨今世間を騒がす存在となっているので説明不要かと思いますが、リチウムイオンバッテリーは扱いを間違うと危険な代物です。よく、その危険性について理解した上で作業に臨んでください。

道具を用意する

いくつかある選択肢の「のべ」道具数となっているので、後続の説明を読んでください。

  1. 交換用バッテリー
  2. 精密ドライバー(+) 可能ならマグネット付き
  3. 半田ごて40W 2本
  4. 半田
  5. 半田吸い取り線もしくは自動半田吸い取り器(自動半田吸い取り器は20,000円ぐらいするので現実的でないですが)
  6. ドラフティングテープ
  7. タイラップ
  8. 結束バンド
  9. 新聞紙を丸めたもの等
  10. 経年劣化の少ない絶縁用のテープ/シール等

バッテリーを入手する

どうにかしてバッテリーを入手します。
特に入手経路、価格等は秘します。

R0011313

裏蓋を外す

裏蓋四隅にあるビス4本を外します。

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無くすと痛いので、写真のようにビニール袋かトレーのようなものの中で作業するようにしてください。

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プッシュボタンがすっ飛ぶという話もあります。バネが飛んだら見付けるのは不可能でしょう。

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ケースからモジュールを取り出す

基板の四隅にあるビスを外します。

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レバーの反対側からモジュールを抜き取ります。

写真撮影のために袋から出していますが、ここまではビニール袋の中で作業すべきです。

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ドラフティングテープでマスキングする

ドラフティングテープを用意します。

R0011325

ドラフティングテープで写真のようにマスキングします。

ケアレスミスを防ぐためです。

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半田ごてが1本しか無い場合

半田ごてが1本しか無い場合は、写真のようにバッテリーのマイナス側をニッパーなどで切断します。

この際、ニッパーで隣の端子とショートさせないように細心の注意を払ってください(過放電状態でも念のため)。

R0011330

切断したら、半田ごてで残った方を暖めて、バッテリーを取り外してください。

注意すべきは、力で外そうとしないこと。自然に外れる状態になるまで暖めます。

さもないと、基板を痛めて壊してしまう可能性があります。

かといって、基板を暖め過ぎてもよくないので、加減が必要です。

半田ごてが2本ある場合

半田ごてが2本ある場合は、写真のようにタイラップや結束バンド、新聞紙を丸めたものなどを活用して2本の半田ごてを合体させます。

R0011334

角度とこて先の距離が、写真のようにちょうどいい案配になるようにします。

R0011335

これでバッテリーの両方の足を暖めて外します。

注意すべきは、力で外そうとしないこと。自然に外れる状態になるまで暖めます。

さもないと、基板を痛めて壊してしまう可能性があります。

かといって、基板を暖め過ぎてもよくないので、加減が必要です。

R0011336

ランドの掃除(自動半田吸い取り器がある場合)

外した跡に残った半田を掃除します。

自動半田吸い取り器がある場合は、それを使って残った半田を吸い取ります(よもや、これを持っているような人はこんな記事読まないでしょうが)。コトは一瞬でカタが付きます。

R0011338

ランドの掃除(自動半田吸い取り器が無い場合)

外した跡に残った半田を掃除します。

半田吸い取り線を用意して半田ごてで暖めながら、残った半田を毛細管現象を利用して吸い取ります。

R0011342

一般に自動半田吸い取り器を使う場合より時間がかかるので、周囲の部品を熱で壊さないよう、手で周囲を触りながら休み休みやった方がいいでしょう。

写真は20Wの極細タイプの半田ごてを仮に当てているだけです。半田吸い取り線には向いていないので、実際には40Wぐらいの半田ごてを使ってください。

半田吸い取り線がくっついてしまった場合は、力を入れて剥がそうとしないこと。

バッテリーを外す場合と同じですが、ランドが剥がれてしまい、再起不能になる可能性があります。

交換後の様子

交換後はこんな感じです。

前出の20Wの極細コテでやったので、熱量が足りずあまり奇麗にいってませんね。

R0011344

本体から外したバッテリーと交換用バッテリーとの対比

写真手前が、本体から外した古いバッテリー。
写真奥が、用意した新しいバッテリーです。

表(マイナス面)。

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裏(プラス面)。シールで絶縁してあります。交換用のバッテリーは絶縁されていなかったので、適当にドラフティングテープを貼って絶縁しました。

R0011346

その先の提言

放置するとすぐバッテリーが過放電で逝ってしまうWristPDA。
バッテリーを直に取り付けず間にスイッチを介して、使わないときはスイッチを切っておくのも一考かと思います。

写真は仮に置いているだけです。実際にはバッテリーの片方の端子に被服線を半田付けし、その上に熱収縮チューブをかぶせて絶縁します。対になるランドにも被服線を半田付けして、その2本の被服線の間にスイッチをつなぐ、といった感じになるでしょう。基板へはバッテリーの片方の足だけ半田付けするわけです。

写真のような表面実装用DIPスイッチなら切り詰めた端子にバッテリーからの被服線を半田付けし、それが丸ごと入る太さの熱収縮チューブを用意して、端子部分の絶縁をするといいと思います。ショートはとても危険なので、細心の注意を払う必要があります。

R0011307

WristPDAはPD3032という180mAのバッテリーを使っていますが、300mAの容量を持つPD3048というバッテリーが存在します。PD3048はPD3032より1.6mm厚いので、クリアランスが十分取れるか不安です。
その場合は、以下のようなパーツを作って嵩を稼ぐといいのではないかと思います。

Wristpdaparts3d

Illustratorでトレースしたデータがあるので、それを加工サービス(CNC加工サービスや、レーザー加工サービス等)に出すと、うまくできるのではないかな、と空想しています。
こういった類いの案件に前向きな加工屋さんがあったら教えてください。

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