Linux ZaurusやPocket PC (Windows Mobile) でサンプリングシンセサイザー MilkyTrackerを試す
このエントリにはさらに新しい続編があります「[Zaurus]Linux Zaurusでサンプリングシンセサイザー Milkytrackerを再び試す」
このエントリには続編があります。「Sigmarion IIIやjornada720でもサンプリングシンセサイザー MilkyTrackerを試す」
Pocket PC(Windows Mobile)、Linux Zaurus、Windows、Mac OS X等で動くFastTracker2互換のMOD TrackerであるところのMilkyTrackerの存在を知るに至り、試用してみました。
Trackerと言っても、ほとんどの人は実態をイメージできないと思われるので、タイトルはあえて不正確な表現にしてます。
MODとは、Amigaに由来する音楽データのことで、シーケンスデータと音色データ(サンプリングデータ)の両方を内包した独特なものです。
標準MIDIファイルと違って、自前の音色を使うことができます。
S3M、IT、XM、MODといった拡張子のファイルがMODデータです。
音色データを含む分、ファイルサイズは大きめになります。
そのMODデータを作成するツールをTrackerといいます。
Trackerは、サンプリングシンセサイザー付きのシーケンサーといった感じで使えます。
Trackerの中でも移植性の高い設計になっているのがMilkyTrackerです。
Linux Zaurus用が存在する希有なTrackerということで、ipkをもらってきて喜び勇んで試してみたんですが、SL-5500をターゲットとしたもので、SL-C3200ではインストールしたままでは動きませんでした。
/home/QtPalmtop/bin/milkytracker_execute.shを編集して、
#!/bin/bash
/home/milkytracker.net/bin/MilkyTracker -bpp 16 -orientation ROTATE90CW
上記のように「-orientation」オプションを「ROTATE90CW」と書き換えます。
続いて、ターミナルのアイコン長押しで出る「アプリケーションをVGA〜」のチェックをONにしてターミナルがQVGAで起動するようにし、コマンドラインから「milkytracker_execute.sh」を起動します。
これで問題無く動くものの、「Exit」で終了させると、そこで画面が止まってしまいます。
タスクスイッチでも止まってしまいました。
MilkyTrackerはSDLを使っているのですが、その関係でしょうか。
X/Qt上のターミナルから起動すると、ターミナル内に収まって動くようです。ただ、その場合は画面が小さくて使いにくいと思います。
「Exit」で元の画面に復帰する方法をご存知の方がいらっしゃったら教えてください。
MilkyTrackerのZaurus上での動作については、MilkyTrackerのBBSの「milky tracker compile on sharp zaurus?」スレッドに情報が集積されてます。
H/PCでの動作についても言及があるので、ホーミンさんのダミーdllをインストールした上でPocket PC(Windows Mobile)用のバイナリをSigmarion IIIで実行してみましたが、これはうまくいきませんでした。うまくいきました。gx.dllが必要でした。
Pocket PC(Windows Mobile)用をiPAQ h2210でも動かしてみました。
こちらにはZaurusのような問題はありませんが、保存したデータが壊れてしまったことがありました。
スクリーンショット/機能概略
※スクリーンショットはLinux Zaurus(SL-C3200)のもの。
シーケンスはTrackerに標準的な数値形式で入力します。
Zaurusではキーボードからの入力が可能で快適です。
適当に用意したwavを読み込んでバキバキ鳴らせます。
波形を描いたり、生成したりできます。
波形のループ指定もできます。
エンベローブの指定が可能です。
「手のひらでこんなことができるなんて」と、感動する人は多いんじゃないでしょうか。
Griff等と違ってフリーウェアですし。
MilkyTrackerではXM形式のデータを保存できますが、これはあまたあるModPlayerで再生可能です。
母艦と同じ環境で作業ができるので、STed2同様面白い選択肢だと思います。
公式サイトにチュートリアルの動画があるので、見てみてはいかがでしょうか。
サンプル
Zaurus上で試しに作ったデータを置いておきます。ドラムの音色は懐かしいLinnDrumです。
母艦でwavに書き出してちょっとリバーブをかけてます。
ダウンロード milkytracker-test01.mp3 (464.8K)
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Comments
B500では修正なしで起動しましたが同様に終了時に問題が出ました。(ただし無事に戻れることもある。)
C1000ではこちらの紹介と同様ですね。
バージョンUPで直ることを期待でしょうか・・・
Posted by: HK | 2006.10.15 at 10:54 PM
コメントありがとうございます。
B500はQVGAですから、そのまま起動できるんでしょうね。
Pocket PC(Windows Mobile)版ではdouble pixelモードというものがあり、640x480で表示できます。これに相当するものがLinux Zaurus版にもあればもしかして……という気もします。
有用なバージョンアップを待つ間に、X/Qtをインストールしてみる価値はあると思います。B500ならX/QtをインストールしてもQVGAですから、それで解決する可能性があります。
# init 2; chvt 1でコンソールに落ちてみる手はダメでした。Qtサーバがあがってないとダメなようです。
その後いろいろ試したところ、Sigmarion III、jornada720でも正常起動できました。キーボードも使えます。後日エントリしますので、興味があったら見てみてください。
この分だとW-ZERO3でも起動できるでしょうから、W-ZERO3がモバイルMilkyTrackerのベストソリューションになりそうですね。
Posted by: moyashi | 2006.10.16 at 08:51 PM