デジカメRAWファイル現像コマンドdcraw 8.37とliblcms 1.15のZaurus向けパッケージ
デジタルカメラで記録したRAWファイルを現像し、PPMもしくはTIFFファイルに変換する著名なソフトウェアであるdcraw 8.37をZaurus向けにコンパイルしたもの、そしてdcrawが依存するライブラリ、Little cms 1.15 (liblcms)をZaurus向けにコンパイルしたものをパッケージにしました。
Little cmsには、コマンドicc2ps、icclink、icctrans、jpegicc、wtptを含みます。
「dcraw_8.73_arm.ipk.bin」をダウンロード
「Little-cms_1.15_arm.ipk.bin」をダウンロード
dcrawのZaurusでの実用度は未知数
実用度は、メモリが厳しいのでそこそこでしょうか。
ZaurusでRAWファイルが現像できることに感動できる向きは試してみてください。
例によってRICOH GR DIGITALのDNGファイル(8M pixel)を現像してみたところ、残念ながらメモリが足りずターミナルごと落ちました。
swap有でもダメです。Half Sizeで現像する-hオプションを付けたらswap無しでも現像可能でした。
-hオプション付きで現像にかかった時間は、time計測でreal 1m40s、user 24s、sys 1m12s(SL-C760)。
Nikon COOLPIX 5000(E5000)のRAW(NEF)、診断モードで記録できるRAWファイル(5M Pixel)は共に、-hオプションを付けず現像できました。
現像にかかった時間はtime計測でreal 4m13s、user 1m22s、sys 2m42s、-hオプションを付けた場合はreal 1m10s、user 12s、sys 54s。
-hオプション付きでいいなら、それなりに実用的かもしれません。
写真はE5000で撮影した診断モードのRAWファイルを、「dcraw -c -h -w dscn3364.jpg | cjpeg >t.jpg;epegfe 2 t.jpg t2.jpg」といった感じで処理をしたもの。光源は白熱灯で、未処理のためホワイトバランスが取れてませんが、-rオプションを詰めれば調整可能のはず。ちなみに、E5000の診断モードで記録したRAWファイルは、拡張子が.jpgです。
こっちの写真はE5000の通常のRAWファイル(NEF)を同様にして現像したもの。何でも食ってくれそうな勢い。
使用例
dcraw -h /mnt/cf/dcim/100ricoh/r0011057.dng
現像されたファイルr0011057.ppmが出来ます。
dcraw -h -T /mnt/cf/dcim/100ricoh/r0011057.dng
PPMファイルの代わりにTIFFファイルが書き出されます。
しかし、PPMファイルやTIFFファイルを書き出せても、うれしい人は少ないかと。
dcraw -h -c /mnt/cf/dcim/100ricoh/r0011057.dng | cjpeg > r0011057.jpg
-cは標準出力に書き出すオプション。パイプを通してjpeg-progsのcjpegに渡すとJPEGに変換できます。
dcraw -e -c /mnt/cf/dcim/100ricoh/r0011057.dng | cjpeg > r0011057_thumbnail.jpg
-eは埋め込みのサムネイルを抽出するオプション。
dcrawのコマンドラインオプション
パラメータを変更して調子をいじることができます。
-aはホワイトバランスを自動的に調整するオプション。
ブライトネス、黒色点を設定するオプション、画像を回転させるオプションなどなど、いろいろ面白そうなオプションがありますね。
フジのハニカムCCDに関すると思われるオプションなんかもあります。
Raw Photo Decoder "dcraw" v8.37
by Dave Coffin, dcoffin a cybercom o net
Usage: dcraw [options] file1 file2 ...
Valid options:
-v Print verbose messages
-c Write image data to standard output
-e Extract embedded thumbnail image
-i Identify files without decoding them
-z Change file dates to camera timestamp
-a Use automatic white balance
-w Use camera white balance, if possible
-r
-b
-k
-H [0-9] Highlight mode (0=clip, 1=no clip, 2+=recover)
-t [0-7] Flip image (0=none, 3=180, 5=90CCW, 6=90CW)
-o [0-5] Output colorspace (raw,sRGB,Adobe,Wide,ProPhoto,XYZ)
-o
-p
-d Document Mode (no color, no interpolation)
-D Document Mode without scaling (totally raw)
-q [0-3] Set the interpolation quality
-h Half-size color image (twice as fast as "-q 0")
-f Interpolate RGGB as four colors
-B
-j Show Fuji Super CCD images tilted 45 degrees
-s Use secondary pixels (Fuji Super CCD SR only)
-4 Write 16-bit linear instead of 8-bit with gamma
-T Write TIFF instead of PPM
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