デジタルガジェット音比べ 周波数特性計測(999円プレイヤーDN-2000/Zaurus SL-C3200/SigmarionIII/iPod等)
EDIROLのFA-66というIEEE1394オーディオインターフェイスとWaveSpectraを使って、手持ちのデジタルガジェットの周波数特性を計測してみた。
オーディオソースは、WaveGeneで生成した20Hz~20kHzのサイン波のスイープ信号をLAME3.96.1でデフォルトエンコードしたもの。LPFがかかっているので、16kHz以上はスパっと落ちている。
大体-40dbぐらいになるように入力しているが、これが正しい計測方法なのかは分からない。
サンプリングはASIOドライバ経由、24bit/48kHzで行なっている。
スイープ信号なので、ピークホールドの軌跡である赤い線を参照のこと。
この軌跡が水平一直線に近いほど、素直な特性ということがいえるだろう。
また、1kHz付近を通過する辺りで画像をキャプチャしている。
綺麗な山形が一つだけある形が理想的な状態。
それより低域、高域に余計な山がある場合、それはノイズであり、よろしくない。
自分は全く音響に(も)詳しくないけれども、WaveSpeatraが示す周波数特性のグラフは、聴感上の印象と一致していると感じる。
上海問屋 DN-2000
寸評:ひどい。ただ高域が出ていないだけかと思いきや、特性が不自然にギザギザだし、波形もキタナイ。改造する気失せた。するけど。高域が落ちている通り、聴感上もモコモコとした鈍い音。999円だもんね。
akitenさんの情報によると、エンファシスがかかっている状態の音だそうな。いにしえのFreshMusicでもそうだったなぁ。何でこの手のデバイスはそうなっちゃうんだろうね。
改造関係URL
MA8201(Data Sheet)
SA6333(Data Sheet)
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All About 'Bivouroku' -徒然@備忘録-
hp iPAQ h2210
寸評:おおむね良好だが、どことなくシャープさに欠ける。定在ノイズは無いが、ピンピンと高調波が散見できる。
Apple iPod (4G/40GB)
寸評:特にこれといった破綻無し。専用プレイヤーのレゾンデートルを主張といったところか。1Gより音質の向上があったことを確認。
hp jornada720
寸評:ひどい。ホワイトノイズもひどい。より高域に突入すると見るに耐えない様になる。デティールに欠ける、遠い音。クロストークもひどく感じる。ありがとうございました。
SCE PSP
寸評:優秀な方。でも、16kHz以上の何も音が無いはずの領域を見ると、何か定在ノイズがある? 曲間のノイズ?
NTT DoCoMo Sigmarion III
寸評:優秀な方。若干高調波が見られる。定在ノイズは無いっぽい。聴感上は悪くない。
SHARP Zaurus SL-C3200
寸評:優秀。より高域でも破綻は無く、綺麗な針状のサイン波が移動していく様はほれぼれする。聴感上もいい音だと思う。定在ノイズはSigmarion IIIより多いか。
SHARP Zaurus SL-C700
寸評:優秀。SL-C3200とあまり傾向は変わらないが、SL-C3200より少しノイズっぽい? 16kHz以上の領域に見られるノイズは、Media Playerの曲間プチノイズ。
10kHz対決
1kHz付近の特性を見たが、いいのと悪いのをピックアップして10kHz付近の特性も見てみたい。
上海問屋 DN-2000
寸評:ひどいねー。
hp jornada720
寸評:圧巻。どれが本当の10kHzサイン波なんだか分かんない。お前ら本当にありがとうございました。
NTT DoCoMo Sigmarion III
寸評:優秀。SL-C3200と甲乙付け難い。
SHARP Zaurus SL-C3200
寸評:優秀。Sigmarion IIIと甲乙付け難い。
おまけ iPod(1G/5GB)
初代iPodが発掘されたので試してみよう。
1kHz
寸評:音がいまいちはっきりしなかったなあという印象を持っていたけど、やっぱり。
10kHz
寸評:10kHz付近はそれほどでもない。この辺りで救われている感じか。
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