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2005.11.23

iPAQ h2210の保守、修理

■十字ボタンの自作

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iPAQ h2210は、とてもcomfortableだけど華奢。
つまり、ぶっこわれやすい。

特に問題なのは十字ボタン。ツルシの状態から操作しにくいばかりか、使っているとすぐバカになってしまう。
十字ボタンの裏にある四角い穴が広がっていってしまい、ジョイスティック状のスイッチを押してくれなくなってしまうのだ。

これは、四角い穴が小さくなるように、穴の側面にゼリー状瞬間接着剤を塗ると症状が改善するのだが、ついにどうにもならなくなった。

というわけで、自作に挑戦。

まずは方針。「お湯で溶ける自由樹脂をペンのキャップ状のものの中に詰め込み、やわらかいうちにスイッチの四角い突起に押し付けて型を取る」

手始めに、スイッチの四角い突起のサイズをノギスで測る。2.5φ(1辺2.5mm)。
それでは、材料の物色に、渋谷のハンズにレッツゴー!

[材料その1]自由樹脂

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お湯で溶け、冷えると十分な強度が出る自由樹脂。
以前、beyerdynamicのDT-250のコードを、重いカールコードから軽いコードに付け替えるときに必要になった部品を作った経験があり、固さは折り紙付き。でも、思った形に整形するのは難しいので、今回は外殻となるパーツが別に必要と判断。

黒を持っていたけど、銀色にしたかったので、銀色を追加。

[材料その2]ペンキャップみたいなパーツ

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外殻となるパーツ。
最初はトラックポイントの頭を使おうと思ったけれど、うまく行きそうになかったのと、東急ハンズなんぞで入手できるはずもなく。
運良く見つけたのが、この針金のエンドキャップ。外径6φ/内径4.5φ。
樹脂製。ワニ口のビニールみたいな素材。
銀色のキャップも買ったが、サイズが大きかった。
このサイズのものは黒しか無かった。

[材料その3]2.5mmの角棒

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スイッチの四角い突起に押し付けて型を取る作業に不安を感じていたので、同サイズの角棒を用意。
これは正解だった。
といっても、そうそうこのサイズのものは無いはず。東急ハンズ渋谷店の模型売り場で運良く発見。

[作業手順]

・自由樹脂をお湯で煮る
・やわらかくなった自由樹脂をエンドキャップに詰め込む
・角棒にグリスや剥離材を塗り、押し付ける
・冷えたら穴が深くなり過ぎないよう、また平面を出すためにカッターで開口面を削る
・グリスや剥離材を洗い流す
・装着テスト
・穴がゆるかったら、ゼリー状瞬間接着剤を側面にようじなどで塗布し、穴を狭める
・ちょうどいい長さにてっぺんも切断
・完成

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書くと簡単だけど、きちんとした型を取るのが結構大変。それに、グリスでやったせいか、角棒を抜くのが大変。
自由樹脂と接着してしまう。
ダメだったら、またお湯であっためてやりなおし。

■スイッチをテスタで当たる

来るべきスイッチの根こそぎリプレイスへ向け、テスタで調査してみる。
ボタンからは八つの端子が出ており、うち三つがGND。
一つが、ボタン押し込み時に導通する端子。
ほかの四つがそれぞれ4方向に対応しているが、よく分からないのは、一つの端子が、2方向で導通状態になること。
例えば、右上の端子は、上と右の両方で導通状態になる。
これを再現するにはどういうやり方をすればいいのか? ダイオードでできるかな。
携帯電話のモックから方向ボタンを取り外して、移植することを考えているのだけど。

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■失敗編・スリープスイッチ(仮称)を殺す

h2210は、バッテリの蓋が緩んでくると、バッテリ蓋の縁にあるスリープスイッチ(仮称)がうまく押されなくなって、使っていると、いきなりスリープがかかることがある。この症状も、結構頻発している様子。
バッテリ蓋をへの字に若干曲げて、スイッチの押し込みが強くなるようにすると直るのだけど、たまーになる。
分解ついでに、このウザいスイッチを殺すかと思ってジャンパを飛ばし、常に導通状態にしたところ、突発性スリープは当然起きなくなるものの、これはバックアップバッテリ動作への切り替えスイッチを兼ねているようで、この状態でバッテリを取り外すとハードリセット状態に。大失敗でした。

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